水分補給
熱中症の基本対策にもなります。
かなり重要な部分ですので、よく理解していくとラクに回れます。
人間の体重の三分の二は水分で出来ていてその10%が失われると意識を失ういます。
計算してみましょう。
60kgの人が40kgの水分があって、その10%なので4Lですね。
たった4Lで、人間は動けなくなってしまいます。
その辺を1時間も走ったら1kgくらい汗になりますよね?
と言うことで、水は特に重要です。
遍路では常に歩いている=運動中なので、いつも水をもっているのが良いと思います。
常に余裕を持って水をもっていると体力的だけでなく、精神的にも余裕が生まれます。
[バテると言うこと]でも説明してますが、精神的にメゲない為にも大きな要素です。(でも持ちすぎて重量増はダメです)
参照>バテると言うこと
女性の方でトイレが心配で水を摂るのはちょっと、、、と言う人いますが、それでも飲んだ方がいいです。
でも頑固な人は何度か倒れて学習して下さい。
経験が一番の学習だと思いますので、止めません(笑)
ちょっと厳しい言い方しましたが、それはそのくらい水を計画的に摂取していくことは重要ですと言う意味が込められてます。
発汗>水分の吸収
汗の量が多すぎて、水分の吸収が間に合わないと脱水症状が起こります。
遍路では特に7月8月はいくら気をつけていてもなる時はなります。
ちなみに体質にもよるでしょうが3月後半くらいから11月くらいまでは全力で汗かくと思います。
そこでも、無知で倒れるのと備えて倒れるのでは雲泥の差があります。
そんな為にも、知っていてほしいです。
飲み方は、
歩行30分ほど前にコップ1~2杯程度
歩行中は10~15分感覚でコップ半分~1杯程度(2口~4口くらい)
気候やその人によって大きく変わりますが、1時間で0,5~1Lくらい摂取するように心がけていきます。
喉が乾いたと思ったら既に脱水症状は始まっていますので気をつけましょう。
水を飲まないのは修行でも何でもありませんし倒れて結果的に[見かねて]助けてくれるのは地元の人です。
[地元の立場]よく考えて行動しましょう。
ちなみに特に中高年に多いんですが、
十分な水を摂取しない>血液ドロドロ>脳梗塞・心筋梗塞
なんて事になる人もいますので、ご注意下さい。
<本当にやめて欲しいです。知らないだけ何でしょうが、知ってる人からすると努力不足としか見えません。
摂取していく水分としてはスポーツドリンクがいいのでしょうが、遍路中だと大量に飲みますので、選び方が重要です。
と言うのが、糖分が多すぎます。
なので、薄めて飲むのも良いですが、あまり難しいこと考えずに、水を飲めばいいです。おやつに塩昆布やとろろ昆布食べて、塩分やミネラルを補給していったりしたら考え方として簡単ですね。
また、スポーツドリンクの粉を舐めながら水飲むなんて方法もありですね。
と言うのが、これは便利!ってアイテムがあるんです。
山登りや一部の耐久系スポーツでおなじみのハイドレーションと呼ばれる、背中に水を背負って点滴のようにホースが延びていてチューチュー吸う水筒があります。
かなり便利なんですが、そんなに強くススメてない理由が以下の2点、1、ホースの臭いがゼロでは無いので、気にする人は気にするかな?
2、どうしても冷たいものが飲みたい
って言う人にはどうぞご自由にと言うしかないです。
1はどうしようもないです。
2はただの贅沢のような気もしますが、一部の場所を除いてほとんどの場所では、自販機がたくさんあるので、山登りのようなシチュエーションでは無いのは確かなので、その辺ではどうぞご自由にと言う部分ですが、どうあれ、計画的に水は持って摂取していきたい物です。
(いちよう保冷バックのハイドレーションあるけど高いんだよね)
いちようお四国ゲストハウスにも売ってます。
水を補給する場所としては、
公園やお寺などで汲ませて頂けることも出来ると思いますが、ここで注意点です。
結構な確率でお寺は井戸水を使ってます。中には飲用に適さないのもありますので、必ず「飲み水」を頂きたいのですがと伺いましょう。
遍路中の下痢はかなり辛いです。
(水とは言えあくまで頂いている立場ですので、立場を考えて言葉を選んでいきましょう)
たまに民家にもらいに行く人が見られますがそこは民家の立場になって考えて見てもらえばいいかと思います。自分が家にいてくつろいでいる時に「ピンポーン水下さい」って時々なる状況がどう感じるのかを想像してもらえば良いかと思います。
まとめ
「喉が乾いてからでは遅い」
「歩行30分ほど前にコップ1~2杯程度、歩行中は10~15分感覚でコップ半分~1杯程度(2口~4口くらい)でこまめに摂取していく」
「ハイドレーション便利です」
「水を汲むときは飲めるかどうか聞いてから」
文章・店長 お四国ゲストハウスメンバーズ