栄養の基本

 

四国88カ所を廻るのに1200kmとしたら[一粒で300m走れる]グリコを4000粒食べればいいわけですが、それでは栄養が偏ります。

 

ただ人間の体の適応能力は科学が追いついていない部分もたくさんありますので、誰か試してみてください。あんがい適応出来ると思います。

(責任は持ちませんが課程と結果には興味がありますのでリポートお願いします(笑)<実験大好きなので)

 

 

ここでは[栄養の基本]から持久的な運動を考えた[食べ方][水分補給]そのプラスアルファに来る[サプリメント補給]でのラクする方法、それでも編路中に起こる[体のトラブル]の予防方、対処方、について考えていきます。

 

スポーツやっている人や医療関係者は詳しかったりしますので、そんな人に聞いても良いと思いますが、一般的な部分を遍路を廻った時に落とし込んですりあわせて書いていきます。

 

お山の大将も結構詳しいんですが、あまり負担がかかるので、私(店長)もたまには書きます。

 

さて、お山の大将もよく言っていますが、すべてがリンクしていく中での話ですので、[プランニング][歩行技術]と併せて読んでもらうとより理解しやすいです。

 

そして[装備の持ち方、選び方]も詳しく書いていきますので、みなさん自身のスタイルに落とし込んで使って行っていったら、よりラクに回れると思います。

 

「ラクする事で、心にも体力的にも余裕が生まれてきます」ので「ただ知っているだけでラク出来る部分」は、した方が良いと思います。

 

登山では一番いけないことは[知らないこと]と言いますので、知っているのか、知らないのかだけで生死を分ける状況になり最悪、死に至ると言う事なんですが、遍路では90%アスファルトの道でタクシー来ますが、ラクな方法を知っているに越したことないですよね。

 

知識の重さはゼロgですから。

 

「こんな簡単なことでラク出来る(助かる)んだ、もっと早く知っておけばよかった」って事を経験した時に、より深く理解出来ると思います。

 

とは言っても「逆も真也」で、虫歯の治療を早い段階でいつも行かされてる子供は最高の虫歯の痛みが分からないから、ちょっと「キュイーーーーン」ってやられたらもう大変なわけで、最高の虫歯の痛みを知ったら歯医者にも行く気になるわけで、そういう意味での痛みを知るのも学習法なので、周りの人に迷惑かけない程度にやっていただければいい経験になると思います。

 

さて栄養の基本ですが、
エネルギー消費がどのくらいいるのかを書いていきましょう。
年齢、性別、体重、荷物の重量、運動強度など、様々な要素によって変わってきますが、一つの目安として書いていきます。

 

国際山岳連盟の調べでは、体重60kgの人が空荷で8時間歩行した場合で、2880kcalのエネルギー消費があると言われてます。(毎時、体重1kgにつき6kcalの消費)そこにプラスして基礎代謝(生きていく上での基礎的なエネルギー消費量)が必要になってきます。

 

成人男性ならおおよそ1500kcalほどです。

 

なので4000kcal以上の補給をしていかないと痩せてしまいます。

 


実際に私たちが回っていたときは一日5000kcal以上摂っていました。

 

目安としては、一時間の歩行が体重60kgの人で200kcal弱の消費となります。

 

ここにあわせてエネルギーを補給して行くという考え方でやると簡単にわかってもらえると思います。

 

「なぜ薬は一日三回飲むかわかりますか?」

 

答えは薬が口から摂取されて体内で吸収され血中に有効成分が入って行くわけですが、その時に当然ながら時間と共に分解・代謝されていくわけです、そこで血中の有効成分量が一定量を下回らないように、一定時間をおいて補給していくんですね。

 

 

それと一緒で、血中のエネルギーである糖分量[血糖値]を一定に保ち続ける為にエネルギーを補給していくって考え方をすると分かりやすいかと思います。

 

それ以上の細かい知識は入れたところでそこまで遍路では役に立たないのでこの辺の概要を押さえていたら十分だと思います。


それではまず何を食べていけばいいのかと言う部分で、栄養素について簡単に説明していきます。

まとめ

「一日5000kcal目指してエネルギーを摂っていこう」

「血糖値を一定に保ち続けるようにこまめに摂っていこう」

 

文章・店長 お四国ゲストハウスメンバーズ

 

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