自分が求めている歩き方を見つけよう。


お四国ゲストハウスでは、最初にこんな質問をよくします。

 

歩き遍路をすると言う前提でなら、
*すべて歩くことにこだわるか?こだわらないのか?
*がっつり歩きたいのか?ゆっくり歩きたいのか?

*すべてのお寺を回るのか?ところどころでいいのか?
*納経はするのか?しないのか?
*予算は?
*日数は?
*お寺を順番通りに行く事にこだわるのか?こだわらないのか?
*宿に泊まるのか?野宿がしたいのか?

 

それらが、なぜそこにこだわるのか?って部分で聞いていきます。

 

と言うので、良い例があります。

 

順番通りにお寺を廻ることにこだわると言った方がいらっしゃったので、それに併せてお話をしていきました。

 

後に一緒に納経帳を買いにいったら、彼は

「納経する場所って決まってるんですね。なら順番にこだわらないです」って言いました。

 

要するに彼は、一番から順番に廻らないと、納経帳は最初のページから、行ったお寺順に納経されると思ったんです。実際は指定席で、分かりやすく言うと、一番は1ページ目次に88番に行ったところで、88ページ目に納経されて、2ページ目は2番の指定席なんです。

 

彼は勘違いの末での順番にこだわると言っただけで、順番通りに納経したいだけで、廻ることには全くこだわりが無かったわけです。

 

その辺で、私たちもお伝えしていくヒントが変わっていきます。

 

十人十色で、あなたのタイプなのですが、こうして大分類していき落と込みをしていくことによって、あなたの求めている姿を発見していく手助けにはなりますよね。

 

あなたの理想と現実ではズレがあるはずです。

 

自分が何を求めているのか?優先順位をしっかり落とし込んで、どこに自分はこだわっていて、どこは切り捨てていけるのかを自己分析していきましょう。

 

前にも出しましたが小話をいくつかお話していきます。

 

「スペイン人のカップルの話」

「区切り打ちの日本人男性の話」

「スイス人女性の話」

 

自分自身の先入観をいったん横に置いて、いろいろな形の遍路があるのだと言うことを知り視野を広めていき、柔軟な発想を生み出せるようになるお手伝いが出来ると思います。

 

ちなみに、ここにある4タイプや歩き方の種類は自分がなろうとしてなるものでもありません。すべては各個人の考え方や性格的な問題が大きいです。そして、考え方は常に移り変わります。

 

その辺りをふまえて、柔軟に対応していったらより理解して頂きやすいと思います。

 

何が言いたいのかといいますと、

「自分自身の中にある固定観念の遍路像と、自分の求めている遍路像が違うことがよくある」って事です。

 

 

そして「自分が求めている「第一の目標」を明確にしていきその為にどこを捨てていくのかの優先順位を決めていこう」ってよく言います。

 

分かりやすい例えとしては、多く人生として

下記に上げる部分はみんなが大切だと思う事をあげてみます。

・仕事

・家族

・恋人や奥さん、旦那さん

・趣味

などなど、これの優先順位をつけたほうが満足度があがると言っているのです。

そうは言っても「これの中でどれを一番にするのか選べ?」

と言っているのではありません。

優先順位が考えられている選択をしているのか?漠然としていて優先順位を考えもせずに「ただ流されて生きて気が付いたら年老いていた人」「優先順位を考え自分自身で決断をしていった人」どちらが人生の満足度が高いのか?と言う部分で言っています。

例えば仕事に集中しなければならない時に、他の事を考えていたらいい仕事が出来るのか?って言う意味です。

もちろん家族が交通事故とか、病気で死に掛けてるとか特別な状況下は別として仕事時間は仕事に集中していい仕事して、家に帰って、家族と過ごす時間に集中して、趣味に集中して、と言うように、今何をする時間なのか?と言う優先順位を考えたほうが満足度あがりますよ。と思いますがいかがでしょうか?

 

少なくても遍路においては、満足度上がっている人が多いと思います、それはこういう事で、遍路で言うと極端な部分では、歩き遍路(すべて歩きたいと言う人)の中で観光旅行割合(気持ちの部分ではなくて観光地めぐりなど)を多くする。

 

歩き遍路はスポーツ的要素が強く、観光をするのはもちろんいいのですが、あまりしすぎると中途半端な観光になり、遍路になりますよ。と言ったら分かってもらえますか?観光するなと言っているわけではなく、割合を9対1などならいいのですが5対5などにすると中途半端な選択になりますよって意味です。

 

一眼レフカメラもそうです。それは撮影旅行で写真が好きな人は分かってもらえると思いますが「写真をとると言うことは意外と体力や集中力」が必要です、遍路と一緒にやると疲れていていい写真を撮る所ではなくなる可能性が高く「遍路道の撮影旅行」として「歩き遍路」とは別にしたほうが満足度が上がるという意味です。目標として「良い写真を撮ると言うのが第一の目標」だと分かった時点で満足度が上がりますよ。と言う意味です。

 

多くの人が多くを求め過ぎて「第一の目標」を見失っています。

 

その点では、4タイプで言う観光系の人は割り切って最初から予算と日程も確保してきていますので、目標ははっきり実行できると思います。

どこまでも「遍路4タイプ」の理解をすると分かりやすいんですけどね。

参照>「遍路の4タイプ」

 

自分の目標を明確に考えていきましょう。

特に皆さん制限がよくある部分では「予算」「日程」ではないでしょうか?

そして、野宿などするにはある程度の経験や技術も、四国はあまりにもそこらじゅうで野宿しすぎで、非常に残念なことなのですが、その辺も必要になってくるような環境になってしまいました。

 

まずは目標を明確にするように考えていき、ロケーション、シチュエーション、歩き方などを考えていけば、より一層自分自身の目標が明確になっていくのではないでしょうか?

 

それによって、荷物もミスマッチせずにちゃんと選んでいけるし、無駄がなくなると思います。

その為にも、ここで言う「序章」「第一章」「第二章」は結構重要だったりします。

 

「自分は何を求めているのか?」少しだけ優先順位を考えながら読んでいったらいいかと思います。

 

そして先ほど言った。

「自分自身の中にある固定観念の遍路像と、自分の求めている遍路像が違うことがよくある」に付け加えて「そして自分に実際できる遍路も違う

 

固定観念の遍路像

・テレビ、雑誌などマスコミの洗脳を今一度冷静に考えていき、リアルな情報を集める。

求めている遍路像

・いろいろな遍路のタイプを知って、自分のやりたい遍路像にすり合わせていく。

実際できる遍路

・「予算」「日程」「技術」「経験」等を考えていき自分自身の目標を明確にして落とし込んでいく。

 

 

今回の格言

[気付き力は柔軟な発想から生まれる]

まとめ

[歩き方にもいろいろあるので自分の本当に求めているのは何かと考えよう]

[自分自身が何を求めているのかを優先順位を考えていこう]

 

 

 

文章・店長さん、お山の大将とお四国ゲストハウスメンバーズ

 


遍路の4タイプ序へ       精神面っていうか、、、

~注意~

 

ここにある内容は一部を見るとズレが生じます。

トータルバランスで、書いていますので、一つ一つの記事を単体のみで理解すると誤解が生まれますので、まずざっくりと読んで全体を把握して、各部分を読み返し、困ったときなどにそこの部分を読み返すなどの使い方をしていくとより理解度が深まると思います。

 

特に序章(遍路の概論)、第1章(四国の状況)、第2章(歩き方)は、多くの方に共通する部分だと思いますので、最低限その辺りを理解されるとかなりラクに回れるかと思います。

 

考え方については

あなたにとっての答えは方程式のように常に移り変わります

参照>方程式

落とし込みをうまくして考えていこう

参照>落とし込み

理解するということは、理解度です

参照>わかった!ということ

本当に歩き通したいのなら正しい方向性で努力しましょう

参照>努力するということ