出発までに時間のない人の為に
はじめに
もう出発が迫っている人のために、理論を省いて結論を書いていきます。ただし、この答えは歩き方やスタイルに大きく左右されます。
全てがあなたに当てはまるとは言っていません。
また、ある程度スピードを持って歩きたい人向けです。
例えば、ゆっくり歩きたい人は発熱できないので肌寒い時期には防寒着がより必要になってきたりして結論が違ってきます。
参照>荷物の好循環・悪循環
また、理論的に考えていくことについて重要視した言い方をよくしていますが、理論がわかっていないと、その装備の能力を引き出すことも出来ませんし、そもそもマニュアル通りに世の中行くことの方が少ないわけでトラブルが起きたときに、常に対処出来る力、考える練習をしていくために言っている部分が大きくあります。
結論だけ、マニュアルだけで、サボろうする人は、山では死ぬタイプ、遍路では周りに迷惑をかけるながら回るタイプ、になりかねません。
なので、この部分を書いていくことはかなり悩みました。
ただ、知らずに回ってしなくていい苦労して周りに迷惑をかけてこれ以上四国が荒れるtのも忍びないので書いている部分です。
ここが世界一ラクに回れると思われるみんなの統計です。
より深い部分でのご理解とご協力をよろしくお願いします。
その点をふまえて、時間があるときに、また困ったときには本編の方も読まれることをオススメします。
すべて宿泊まり用の最低限の装備
ランニングシューズ
参照>靴について
衣類について
アレルギーなど特別な理由のない場合は、化学繊維の速乾、抗菌、防臭加工の物でないとかなりキツイ思いをすると思います。
(ウールは素材としてはいいのですが洗濯の問題があります)
速乾性素材のアンダーウェア
速乾性素材の長袖シャツ(アンダー+Tシャツでも可)
長ズボン(ジャージでも可)
就寝着として、
持ち運びしやすい薄手の半ズボンとTシャツ
山用の中厚手くらいの厚みの化繊の靴下
参照>衣類について
登山ブランドのザック
参照>ザック
小物類
ハット系の帽子または、菅笠
歯ブラシ
安全ピン(マメつぶし、ザックの後ろでの物干し兼)
テーピング(マメ用)
ビタミン剤・サプリメント(栄養の偏りを補正、疲労回復に貢献して遥かにラクになります)
ウェストバック(貴重品管理用、大きい物は歩きにくくなるので3L以下で)
身分証・保険証(悲しいことに職務質問されることにも)
財布・郵便局のキャッシュカード(いらないポイントカードなど抜きましょう)
携帯電話(充電器も)
遍路地図(一番で売っています。5時以降に宿に到着する方は買い置きするので言ってください。)
コンパス(最後に頼りになるのはアナログです。ベースプレートコンパススよりも小さいかさばらない物がオススメ、具体的には腕時計につけるタイプ、キーホルダータイプ)
テッシュ(鼻水が出た時に)
日本手拭い、もしくは速乾性のタオル(普通のタオルは乾きにくくて使いづらいよ)
反射たすき等のリフレクター(トンネルで車にひかれてキャインってならない為にも)
股ずれが出来た人はワセリン(出来てからでいいもしれません。薬局で買えます)
あると便利になるもの
ハイドレーションの水筒<点滴みたいに吸う水筒、騙されたと思って使ってみて(あんまりみんなが便利だったって言うのでウチに在庫少しおきました)
折りたたみ傘(雨の日だけ買ってやんだら誰かにあげてもいいかも)
日焼止め(日焼けからくる体力の消耗が問題<長袖強く推進)
夏場にプラスする物
虫さされの薬(蚊に血をお接待したあとに)
春秋の肌寒い時期にプラスする物
ウィンドブレイカー(3月4月10月11月12月)
年によって冷え方に差がありますので、宿に入った時の防寒着として
薄手のダウンジャケットなんかも~3月、11月~にはいるかも、でもどこかで買えばいいです。(山の中を歩くわけでもないので、余分に持ちすぎないこと、必要になればその時に現地調達がいいと思います。)
かなり冷える時期だと耳当て(バンドタイプが軽い)
冬場(12月末~2月)にプラスする物
防水透湿性のレインジャケットの上(でも高いからわざわざ買わなくてもウィンドブレイカーでもいいよ)
薄手のダウンジャケット(行動中は着ません。着ると羽毛が汗を吸水して保温力が低下します。)
ネックウォーマー(100円ショップ生地が薄いかな?)
手袋(100円ショップの物で破れたら買い換えで十分、濡れても冷たくならないように化繊がいいかも)
耳当て(100円ショップのバンドタイプが軽いかな)
(でも、冬に遍路する一般遍路の人ほとんどいないけどね)
それ以外は要らない物で「重り」を持っている認識で持つことはかまいません。
基本本当に必要な物以外は持たなくても良いです。
軽くすると、その分こだわりの物が持てます。
納経帳や参拝道具を増やすのもよし、おばあちゃんの片身の南部鉄瓶を持つもよし、おじいちゃんの片身の鉄下駄を持つもよし、そこはこだわりの道具ですから(笑)
軽量は誰でも出来るバテない、関節や足を壊さない為にもかなり重要な部分なので、もう少し深く考えましょう。(除く体力あるアスリートな人)
一番重要なのはロケーション・シチュエーションを知ることで、そこからプランニングしていく事です。
本当にプランニングは最重要です。
参照>第2章 プランニング
疲れを軽減する為に歩き方も重要です。
参照>歩行技術
バテないために、計画的に水分、食事等補給していくことも重要です。
参照>バテるということ
参照>補給の仕方
サプリメントやビタミン剤も積極的に使っていくと良いでしょう。
参照>5大栄養素
起こりやすい体のトラブルとその予防策、対処法も知っておきましょう。参照>体のトラブル
宿の取り方等も計画的に
参照>宿の取り方
遍路を狙っている危険も知りましょう。
実践的には各項を読んでいただければ良いかと思います。
やっぱ、はしおって書こうとしたけど、序章から第1章、第2章は重要だと思うので読んでいただいた方が良いかと思います。
この装備でしたら持ち物は3kg以下でいけるかと思います。
ただし、何度も言いますが、あなたの答えはあなたしか知りません。
ここは統計的に一番ラクに回ることだけに焦点を合わせて話しています。
また、理論がわからないと十分に使いこなせないばかりか、トラブルへの対処も出来ないと思います。
この情報だけで判断すると歪曲してしまう可能性が高いので時間があるときに本編を読んで頂くことをオススメします。
全てはバテない、体を壊さない、自立して歩くためです。
では、霊山寺の前でお待ちしてます。
あなたの遍路の第1話はそれから始まります。
第1話
ちゅちゅちゅーんでででん<ガンダムのタイトルの音のつもり
「へんろ大地に立つ」<ガンダム調
文章 店長 お四国ゲストハウスメンバーズ