宿の取り方
言わなくてもいいかもしれないリアルな現状と方法です。
最初は自分がどこまで歩けるのか不安でしょうが、数日もするとおよその自分自身の距離(とは言え、人間よく似たものですが)が分かってくると思います。
参照>プランニング
これもよく考えてみたらすぐ分かることですが、宿の人も人の子です。
ほとんどの方は話したら分かってくれるはずです。
自分がどこまで歩けるのか不安なのは分かりますが、宿の立場で少し考えてもらえば良いかと思います。
お四国ゲストハウスのような宿泊施設ならよほどいいのでしょうが、普通の宿では夕食の準備があります。
あなたがその立場だったら、やはり来る可能性がある事だけでも、例え予定変更してこなくても教えてもらっていれば、心構えが出来ますよね。
ここで、遍路が宿を利用するときの、宿への対応の主なパターンを書いていきます。
「あなたが宿主なら下記の各パターンをどう思いますか?」
A「飛び込みで急に来るお客さん」
B「前日、その辺りまで行くかもしれないけど分からないと相談されているお客さん」
C「当日の昼くらいに予約を入れてくるお客さん」
D「当日の夕方に予約を入れてくるお客さん」
E「夕食を作って待っていたのに予約をしたにも関わらず来ないお客さん」
F「夕食を作って待っていて、予定が変わってキャンセルの連絡をするお客さん}
G「夕食を作る前に、キャンセルの電話をくれるお客さん」
宿側は毎日この状況が繰り広げられています。
あなたが宿側であれば、最低限どのように対応して欲しいのか考えてみたら、良いかと思います。
キャンセルの電話がしにくいとか、マイナスの報告をする心理状況は分からなくもないですが、相手の立場、待ってる身になって考えられないのはアホです。
遍路にしても、旅にしても自分の自己満足、快楽です。
その為に人に迷惑をかけていいって自分勝手な思考回路の持っている人は今すぐ家に帰って欲しいです。
私たちは大なり小なり宗教や皆の良心に乗っかって旅させて頂く立場です。よく考えていただきたいです。
現に口には出しませんが遍路を嫌っている宿も少なくありません。
あなた=遍路代表になりかねないことを、考えて回りましょう。
この文化を後に残せれるのかどうかは、皆さん一人一人の行いにかかっています。
さて、実践的には、
前日に空室確認の電話
「明日の空室はございますか?遍路で今○○にいまして、明日そちらの辺りにいく予定なんですが、まだ何とも言えないので、明日のお昼くらいに再度予約の電話させて頂こうと思いますが、よろしかったでしょうか?」
とでも言っておけば、宿側も気持ちよくあなたを迎えてくれる準備をしてくれるかもしれません。
そして、次の日にお昼過ぎくらいまでには「いけるのか」「いけないのか」連絡しましょう。向こうには夕食の準備があります。
予約をしたら、キャンセルは分かった時点ですぐにしましょう。
夕食を作っている可能性もありますし、いつまでも玄関を開けて気を揉んで待っています。
あなたの連絡が遅れれば遅れるほど、宿に損害を与えることになります。
なぜこんなにも言うのかというと「歩きのお遍路だから予定が変わるのは仕方がないよね」と言ってキャンセル料をとっていないような良心的な宿も少なくないです。
もう一度言います。
どうかそんな良い人たちの心を裏切るような行為はやめてください。
と言うお願いです。
身勝手な行為によってこれ以上荒らさないでください。
今後も歩き遍路の周りやすい環境を残していく為にもよろしくお願いします。
という訳で、まとめ
前日に空室確認と行くかもしれないのでお願いしますって電話。
当日の昼までに、予約の電話。
キャンセルの時はわかった時点ですぐ電話。
文章・店長 お四国ゲストハウスメンバーズ